ポリカーボネートとアクリルの違い
ポリカーボネートとアクリルは、私たちの身の回りに多く使われているプラスチック素材です。見た目は似ていますが、特性の違いや見分けるポイントがあります。
このページでは、「建築材料・DIYなどにポリカーボネートやアクリルを使いたい」「どちらを選ぶべきかわからない」という方に、ポリカーボネートとアクリルの特性の違い・おすすめの使い方を紹介します。
この記事のポイント
- ポリカーボネートはアクリルの 50 倍の強度で耐寒性・耐候性が高い
- アクリルは透明性プラスチックの中で最も透明度が高く、ポリカより傷がつきにくい
- 屋外での使用はポリカーボネート、収納窓や水槽にはアクリルがおすすめ
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ポリカーボネートとは
ガラスの 200 倍の強度のプラスチック
ポリカーボネートはプラスチック材料のひとつ。「汎用エンジニアリングプラスチック」に分類され、耐衝撃性や耐熱性などに優れます。
平板だけでなく、波打った形状やダンボールのような中空構造のある形状など、用途に合わせて様々なポリカーボネート板が使われています。
ポリカーボネートは大きく分けて 3 タイプ
ポリカーボネートのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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対応厚み 3 / 4 / 5 / 6 / 8 / 10ミリ
※ カラーによって異なります
ポリカーボネートを使用した事例
カーポートや倉庫の屋根材に
採光窓や室内の窓材に
階段の手すりや装飾に
テラスやデッキの屋根材に
倉庫の屋根や目隠しフェンスに
カーポートに
カーポートや倉庫の屋根材に
パーテーションに
扉や窓の建具に
アクリルとは
アクリルは、熱可塑性の「汎用プラスチック」です。ポリカーボネートのような汎用エンジニアリングプラスチックと比べ、加工がしやすくコストも安価なプラスチックです。
アクリルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
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対応厚み 1 / 1.5 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8 / 10ミリ
※ カラーによって異なります
アクリルを使用した事例
階段の手すりに
室内ドア・窓に
テーブルトップに
アクリルについてもっと詳しく知りたい方はこちら
アクリル板とは/アクリル板の特徴・用途・加工販売
アクリルの特徴・使用シーンの解説のほか、当社で販売しているさまざまな厚み・種類のアクリル板を紹介しています。
ポリカーボネートとアクリルの選び方
ポリカーボネートとアクリルのそれぞれの特徴をふまえ、比較表にしました。
鏡 |
ポリカーボネート |
アクリル |
---|---|---|
透明度 | 87 ~ 89% |
92 ~ 93% |
加工性 | 切削・溶接は容易 |
切削・曲げ・溶接・接着 などあらゆる加工が容易 |
割れにくさ | アクリルの 50 倍の強度 |
ガラスより割れにくい |
燃焼性 | 自己消化性 |
可燃性 |
重さ (比重) |
比重は 1.2 ガラスの半分の重さ |
比重は 1.2 ガラスの半分の重さ |
耐熱温度 | 連続耐熱温度は 130℃ |
連続耐熱温度は 80℃ |
硬度 | アクリルよりも 傷がつきやすい |
プラスチックの中では 比較的傷が付きにくい |
主な 使用場所 |
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こんな方にはポリカーボネートがおすすめ
- カーポートや屋根材など屋外で使用したい
- 強度の高い素材を使用したい
こんな方にはアクリルがおすすめ
- 建具や水槽に使用したい
- 透明度の高い素材を使用したい
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