円形がオシャレな外窓に!「フルオーダーステンド」を使用した事例(佐賀県伊万里市 A様)
今回ご紹介するのは、外窓に円形の「フルオーダーステンド」をご注文いただいた事例です。「新築の階段上の外壁窓に使いたい」と、A様よりご連絡をいただきました。外窓に使用するとのことでしたので、断熱や結露防止の効果がある「ペアガラス」のステンドグラスにいたしました。
完成したステンドグラスのお写真
こちらが完成したステンドグラスのお写真です。高級感のあるゴールドの描線が素敵ですね。円形に描かれた神秘的なシンメトリーの模様も、描線の色とマッチしています。階段上の外窓に使用するとのことでしたが、オシャレにお家を飾る、立派な装飾窓になってくれそうです。
こちらはステンドグラスを少しアップにしたお写真。ゴールドの描線の立体感がよくわかりますね。ステンドグラスの両面に描線する「両面描線」加工になっていますので、裏側から見てもこの描線がくっきりわかるようになっていますよ。
表面に波打つような凹凸があることもお写真から見て取れます。向こう側がぼやけて見えるだけでなく、光の加減で表面がキラキラと輝いて見えるようになっていて、ステンドグラスの柄を引き立たせてくれます。
ご注文いただいた内容
今回は、「F4K」というガラスをステンドグラスに加工しています。お写真でも見たように、表面に波打つような凹凸のあるガラスです。ガラス越しに物をぼやけさせる目隠し効果があります。視界を遮る窓ガラスなどにしたいときはおすすめのガラスです。
品種 / 素板 | フルオーダーステンド / F4K(型板ガラス) |
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形状 | 円形 |
サイズ | 608φ(直径608mm) |
切断面の処理 | 切りっぱなし【G】(ガラスを切断したそのままの状態) |
その他の加工 |
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「フルオーダーステンド」について 詳しくはこちら
ペアガラス(ペア加工)について
ペアガラスとは、2枚のガラスの間に空気層を作ることで断熱効果を上げたガラスです。結露防止やクーラー、エアコンなどの断熱効率を上げることができます。現在、ほとんどの住宅の外窓がこのペアガラスになっています。
今回ご注文いただいたステンドグラスも、型板ガラス(F4K)と透明ガラスの間に空気層を挟んだペアガラスになっています。
両面描線について
ステンドグラスの描線には、ステンドグラスの片面のみに描線を施す「片面描線」と、両面に描線する「両面描線」があります。窓ガラスとして使用する場合は、片面描線にすると室内側が描線面となり、外から見た時に裏面であることが分かります。この旨をA様にお伝えしたところ、両面描線でのご注文となり、どちらの面から見てもくっきりとした描線になりました。
ステンドグラス製作の流れ
最初にA様より送っていただいたデザイン画はこちらです。デザイン画を送っていただいた時点で、描線はゴールドにすることは既に決められていました。送られた際、線が少しガタついて見える部分も直していただきたいとご指定いただきました。製作可能なデザイン画であるか確認を終えると、次は当社の色サンプルの中から色番号の指定を行っていただきます。
指定された色番号と、それを基に完成させた最終的なデザイン画はこちら。ペア加工をしたステンドグラスをご注文いただいたA様。ペアガラスにすると縁の12mm程は枠に収まってしまい、外側のデザインが枠に隠れてしまいます。そのため最終的には、12mmの余白を入れたデザインになりました。
外窓用のステンドグラスには「ペア加工」がおすすめ!
今回は、外窓用にペア加工をしたステンドグラスの事例をご紹介しました。断熱効果や結露防止効果のあるペア加工は、外窓におすすめです。今回のようにお好きなデザインでステンドグラスを製作する「フルオーダーステンド」でも、ペア加工が可能ですよ。デザインだけじゃなく、機能性にもこだわったステンドグラスにしてみてはいかがでしょうか。お問い合わせお待ちしております!