ポリカーボネートとは

ポリカーボネートはプラスチック材料のひとつです。
平板だけでなく、波打った形状や、ダンボールのような中空構造のある形状など、用途に合わせて様々なポリカーボネート板が使われています。
このページでは、ポリカーボネートの特性解説と、種類や用途をご紹介します。
この記事のポイント
- ポリカーボネートの特徴、他素材との違いがわかる
- ポリカーボネートの種類と用途がわかる
- 当社で取り扱っている商品ラインナップ
ポリカーボネートの特徴
強度や耐熱性に優れたプラスチック素材

ポリカーボネートは、プラスチック(樹脂)のうち、一般的に広く使用されている「汎用エンジニアリングプラスチック」に分類されます。
主な特徴は、強度や耐候性、透明性の高さです。これらの特性から、屋根材や間仕切りなどの建築用品、機械部品や工場機械ののぞき窓など、幅広い用途で採用されています。
ポリカーボネートの特徴
- ポリカーボネートの強度は透明ガラスの200倍
- ポリカーボネートは屋外の使用にも適した素材
- ポリカーボネートは通常のガラスと比べて青みが少なく無色透明に近い
- ポリカーボネートはカラーバリエーションが豊富
ポリカーボネートの特徴① 強度は透明ガラスの200倍

ガラスの200倍、アクリルの50倍の強度を誇るポリカーボネートは、ものや人がぶつかっても割れにくい安全性の高い製品です。
カーポートやアーケードなど、建築用途の屋外用パネルやボードとしても安心してご使用いただけます。
ポリカーボネートの特徴② 屋外使用に適した素材

ポリカーボネートは、最低使用温度-40℃から最高使用温度130℃までと使用温度が広く、寒い冬や暑い夏でも屋外での使用が可能です。また、紫外線や雨風でも変色することが少なく長く綺麗な状態で使用いただけます。
熱に強く変色や変形が起きにくい理由は「両面耐候グレード処理」です。ポリカーボネート表面に特殊な耐候処理を施すことで、より紫外線や熱に強く屋外に適した素材になっています。
ポリカーボネートの特徴③ 透明度

一般的なガラスは青みがありますが、ポリカーボネートは透明性に優れ、クリアな視界を確保できます。
高い透明度が必要な機械のぞき窓や、店舗看板などにもおすすめです。
ポリカーボネートの特徴④ カラーバリエーション

全17色の豊富なカラーバリエーション(乳半・グレースモークなど)をご用意しています。使用目的やデザインに合わせて、最適なポリカーボネート製品をお選びいただけます。
ポリカーボネートの種類



ポリカーボネートの用途







ポリカと他の素材との比較

ポリカーボネート | アクリル | 普通透明ガラス | |
---|---|---|---|
強度 | ◎ アクリルの50倍の強度 |
◎ 割れない |
△ 割れる |
キズ | △ | × | ○ |
重量 | ◎ ガラスの半分の重さ |
◎ 9.6kg |
△ 20.3kg |
耐熱温度 | ◎ 130℃ |
△ 80℃ |
○ 110℃ |
最大サイズ | 160センチ × 400センチ | 160センチ × 240センチ | 121.9センチ × 243.8センチ |
厚みの種類 | 2〜10ミリ | 1〜10ミリ | 2〜19ミリ |

アクリルとの違い
ポリカーボネートとアクリルは、どちらもプラスチック(樹脂)素材で見た目が似ています。下記のページでは、特性の違いや、用途別にどちらが適しているかを詳しく解説しています
ポリカーボネートの取扱商品
耐候性に優れている「ポリカーボネート平板」

ポリカーボネートは、エンジニアリングプラスチックという熱や強度に優れたプラスチックです。ガラスと同等の透明性とアクリルの50倍にもなる耐久性を持つ素材で、精密機器の部品や工場機械ののぞき窓、工場設備用パネルにも使用されています。
また、耐候性にも優れているため屋外でも使用でき、カーポートやアーケードにも人気です。
その他の商品ラインナップ
