ガラス印刷データの制作手順/Adobe Illustrator
ガラス印刷を依頼いただく際のIllustratorを使ったデータの作り方をまとめました。データに不備がありますと印刷に進めないので、手順に沿って作成をよろしくお願い致します。
①「印刷」に適したキャンバスを用意する
メニューバーの「ファイル」→「新規」をクリック、その次に出てくる画面で「印刷」タブを選択してください。
②ファイル名を入力する
ファイル名 |
|
---|
③寸法・単位を入力する
「幅」「高さ」に、ガラスの寸法(ミリ)を入力します。「単位」は必ず「ミリメートル」にしてください。
幅 | ガラスのサイズ (ミリで寸法を入力) |
---|---|
高さ | |
単位 | ミリメートル |
④ カラーモードが「CMYK」になっていることを確認する
「カラーモード」が「CMYKカラー」になっていない場合は、変更してください。
⑤ 解像度が「300ppi」になっていることを確認する
「ラスタライズ効果」が「高解像度(300ppi)」になっていない場合は変更してください。
⑥ キャンバスの設定を完了
最後に「作成」ボタンをクリックします。
※ ソフトのバージョンによっては、ボタンの位置や表現が違うことがあります。
⑦ ガラスに印刷したい柄のデータを作成する
ここからは、お客様のデザインデータを作成するときの注意点、手順をまとめております。まず前提として、この5つを必ず守ってくださいね。1つずつ解説もあります。
注意点1. 描線は必ず0.5ミリ以上で
描線は0.5ミリ以上で表現してください。描線が0.5ミリ未満の場合、うまく印刷されない場合があります。
注意点2. 画像は「埋め込み」で
画像を配置する場合は、「リンク配置」ではなく、必ず「埋め込み」にしてください。 ツールバーの「ファイル」→「配置」と進み、開いた配置ウィンドウで「リンク」のチェックボックスを外すことで、埋め込みにできます。
注意点3. 文字は「アウトライン」化
印刷データ内のテキストは必ずアウトライン化してください。 アウトライン化したいテキスト上で、右クリック→「アウトラインを作成」をクリックします。
注意点4. 黒を使うときは「C・M・Y:0%」「K:100%」で
黒を使う場合は「C:0%」「M:0%」「Y:0%」「K:100%」に設定して、「リッチブラック」は使用しないでください。
※ 他の色を混ぜた黒を使うと、文字がずれる場合があります。
ツールバーの「塗り」をダブルクリックして、表示されたカラーピッカーを下記のように設定してください。
C | 0% |
---|---|
M | 0% |
Y | 0% |
K | 100% |
注意点5. 黒レイヤーを下に
写真のように、印刷する部分は、着色する前に「白色」の下地を敷きます。こうすることで、印刷した色が透けないようになります。 入稿用のデータには、印刷の箇所をすべて黒にしたレイヤーを別に作って、印刷柄のレイヤーの下に置いてください。
⑧ データをAI形式で保存する
ツールバーの「ファイル」→「別名で保存」をクリックします。
別名で保存ウインドウが開くのでファイル形式を「Adobe Illustrator (ai)」を選択します。
右下の「保存」ボタンをクリックします。
※ ソフトのバージョンによっては、ボタンの位置や表現が違うことがあります。
するとIllustratorオプションのウインドウが開くので、制作したバージョンを選択します。
最後に「OK」ボタンをクリックして、入稿データの完成です。
※ ソフトのバージョンによっては、ボタンの位置や表現が違うことがあります。
ガラス印刷の入稿データ よくある質問
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