グラインダーでガラスなどを削る方法

ディスクグラインダーは、ガラスや金属、木材など幅広い素材を削ったり、切断したりすることができる工具です。
ガラス屋さんや加工業者ではない方でも「ディスクグラインダー」を使えば、ガラスや金属の断面を磨いてピカピカにしたり、角をとったりなどの加工がご自分でできるようになります。
そこで今回は、ディスクグラインダーの使い方をご紹介します。使い方の例として、ディスクグラインダーでガラスを削る方法を動画・画像でご覧いただけますので、研削や研磨などの加工をお考えの方はぜひご覧ください。
この記事のポイント
- ディスクグラインダーとは、ガラスや金属などの断面の研磨・切断・研削・仕上げなどの際に使用する工具
- ディスクグラインダーの使用方法を動画・画像で解説
- ディスクの選び方、仕上がり例も紹介
「ディスクグラインダー」とは

ディスクグラインダーは、ガラスや金属、木材を加工するための電動工具です。
本体の先端に取り付けられた円形の専用ディスクを高速回転させることで、効率的に研削や切断作業を行うことができる大変便利な道具です。
また、ディスクを交換するだけで、研削・切断・研磨など幅広い作業に対応できます。
ディスクグラインダーの主な用途
- 研削
ガラスや金属(アルミ・ステンレス)、石材、コンクリート表面などの仕上げやバリ取り。 - 切断
ガラスや金属、石材、タイル、コンクリートなどの切断(カット)作業。 - 研磨
石材や木材の表面を滑らかにする。 - サビ落とし
金属表面のサビや汚れを除去。 - 鏡面仕上げ
アルミ・ステンレスなどの金属表面を鏡面に仕上げる。
加工に合わせてディスクを交換

ディスクグラインダーは、本体にさまざまなディスクを組み合わせて使用します。
例えば、ガラスの面取りや小口磨きをする場合、#46、#60、#120、#180、#220の5種類のディスク砥石を主に使用します。
数字が小さいディスクのほうが面が粗く、多く削ることができ、数字が大きいものは綺麗に磨くことができます。
加工に合わせて最適なディスクを使い分けることで、効率的に作業をすることができます。
ガラス切断面の仕上がりの違い

加工前(切りっぱなし)

#180を使った仕上げ

#220を使った仕上げ

#120→#180→#220の順で加工
ディスクグラインダーの使い方
それでは、ディスクグラインダーの使い方を動画・画像でご紹介します。
今回は、当社で販売している「ディスクグラインダー(変速付き)」と「ディスク砥石(ガラス用ディスクグラインダー砥石)」を使ってガラスの切断面を研磨していきます。
安全に使用するための注意点
砥石を高速回転させて使用するディスクグラインダーは、使い方を間違えると怪我や事故を招く危険性があります。
安全にご使用いただくために、取扱説明書や注意事項をしっかりと確認した上でご利用ください。
- 作業時に火花や破片が飛散するため、保護メガネ、防塵マスク、手袋、作業着などを装着してください。
- 破損しているディスクやひび割れたディスクは、使用しないでください。
- 火花が引火しやすい物や人から安全な距離を保っていることを確認してください。
ディスク砥石の交換方法
まずは、ディスクグラインダーに取り付けられているディスク砥石を交換します。ディスク砥石を高速回転させることで、ガラスを磨いていきます。

1. 砥石押さえを外す
ディスク砥石を取り付けるために、砥石押さえを外します。
まずは砥石押さえを外す方法をご説明します。








2. ディスク砥石を取り付ける
次にディスク砥石を用意し、回転軸に取り付けていきます。



操作方法

1. 電源がOFFになっているのを確認
コンセントを差し込む前に、必ずディスクグラインダーの電源がOFFになっているかを確認します。

2. コンセントを差し込み、電源をONにする
コンセントを差し込み、スイッチをONにするとディスク砥石が回ります。


作業に応じて「変速ダイヤル(※)」で回転数の変更を行えます。
※変速数の目安 : ガラスの厚み3ミリ〜5ミリの場合、変速数2、3程度

使用した工具の購入はこちら

ディスクグラインダー(変速付き)
ガラスや金属などの小口(側面・切断面)を磨いたり、角を落としたりする場合に使用するディスクグラインダーの本体です。
変速機能も付いており、ガラスなどが摩擦熱で割れてしまわない程度の回転数・低速(約6,000回転/min)に対応しています。
付属品 |
|
---|

ガラス用ディスクグラインダー砥石
グラインダーに取り付けて使用することで、切断面の面取りや研磨ができます。
切断面(小口)の状態に合わせて、5種類のディスクグラインダー砥石をご用意しています。
工具の選び方などご相談ください!
「ディスクグラインダー」があれば、簡単にガラスや金属など、さまざまな素材を加工することができます。プロの方からDIYが趣味の方まで、幅広くおすすめしている工具です。
今回ご紹介したディスクグラインダーの特徴や使い方、選び方について、ご質問やご不明な点などございましたら、お電話・お見積フォームからお気軽にご連絡ください。当社の専門スタッフが丁寧に対応いたします。
関連ページ一覧

当社で取り扱っている切断・切削工具の使用事例や、使い方の解説ページです。
その他の工具も幅広く販売していますので、「こんな工具を探している」「使い方を知りたい」などお気軽にご相談ください。