窓ガラスの比較/複層ガラス・合わせガラスの違い

「複層ガラス」と「合わせガラス」の違い

「複層ガラス」と「合わせガラス」の違い

複層ガラス合わせガラスは2枚以上のガラスを使っているものの、 その構造はまったく違います。 それぞれの構造を知った上で、どのように選べば良いか、判断基準が分かります。

この記事でわかること
  • 窓ガラスで使われる「複層ガラス」と「合わせガラス」の違い
  • 「複層ガラス」と「合わせガラス」の構造の比較
  • 2種類のガラスの性能を兼ね備えたガラス

複層ガラスと合わせガラスの構造を比較

複層ガラスの構造
複層ガラスと合わせガラスの構造を比較- 複層ガラス(ペアガラス)の構造

複層ガラスは、複数のガラスとそのガラス同士の間に中空層と呼ばれる空間を作ったガラスの総称。一般的には2枚のガラスで構成されるものを「ペアガラス」、3枚のガラスで構成されるものを「トリプルガラス」と呼びます。

「スペーサー」と呼ばれる乾燥剤が入った金属部材をガラスとガラスの間に置いて、隙間を保っています。

合わせガラスの構造
複層ガラスと合わせガラスの構造を比較- 合わせガラスの構造

合わせガラスは、ガラスとガラスに中間膜というフィルムを挟んでガラス同士を貼り合わせたガラス。

合わせガラスの場合には隙間がなく、中間膜を介してガラス同士がくっついているのが特徴です。

  複層ガラス 合わせガラス
強度 ×
防犯性能 ×
飛散防止 ×
断熱性能 ×

 

中空層を持つ複層ガラスは「断熱性能」特殊フィルムを持つ合わせガラスは、「防犯や飛散防止」に特化していることが分かります。

防犯に特化した合わせガラス

複層ガラスは、単にガラスを2枚隙間をあけて並べてあり、1枚のガラスを2回割ってしまえば破壊できてしまいます。対して、合わせガラスは、その中間膜に防犯に特化したフィルムを挟み込めば、貫通しにくいガラスになります。

防犯ガラス

防犯に特化した合わせガラス- 防犯ガラス

樹脂製のフィルムが何枚も挟み込まれた貫通しにくいガラスです。バールやハンマーで叩いても2分以上割れずに耐えるので防犯に効果的です。ガラスが中のフィルムと圧着されているため、ガラスが割れても破片が落ちず、小さな穴も開かないガラスです。

防犯に特化した合わせガラス- 防犯ガラス

防犯ガラスには3種類のレベルがあり、場所や状況によってお選びいただけます。

中に挟む中間膜の枚数(厚み)によって防犯性能が高まり、泥棒の侵入までに時間を掛ける効果があります。

断熱機能と防犯性能を兼ね備えたガラス

当社には、複層ガラスが持つ「断熱性能」と合わせガラスが持つ「防犯性能」を兼ね備えたガラスがあります。

防犯ペアガラス

断熱機能と防犯性能を兼ね備えたガラス- 防犯ペアガラス

複層ガラスが作る空気層の断熱性能、合わせガラスが作る防犯性能、この良いところどりをしたガラスが防犯ペアガラスです。

断熱機能と防犯性能を兼ね備えたガラス- 防犯ペアガラス

防犯ペアガラスは、2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み、耐貫通性能を高めた防犯ガラスをペア加工したガラスです。泥棒の侵入でのガラス破りや台風での飛来物でガラスが割れるのを防ぎます。

当社の複層ガラスラインナップ

他にも、当社で取り扱っている複層ガラスがございます。こちらに載っていないオーダーメイドも行っていますので、遠慮なくご相談くださいませ。

複層ガラスの関連ページ

複層ガラスのことは、他にもこちらのページでもご覧いただけます。お客様からご相談をいただくことを解説していますので、ご覧ください。

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