3Dプリンター(ヒートベッド)に使うガラスの選び方
大変身近なものになってきた「3Dプリンター」。最近では3Dプリンタの組み立てキットも出てきており、3Dプリンターを自作する方もいらっしゃるのではないでしょうか。中には、ヒートベッド(ヒードテッドベッド)の上にガラスを載せたい方も増えてきます。
「ガラスベッド」にするには、熱で割れないことが大切です。ですが、どのガラスを選んでいいのかわからず、悩んでしまいます。
そこで今回は、ヒートベッドの上に載せて使えるガラスを詳しくご紹介します。
3Dプリンターのガラスベッドに使用された事例
3Dプリンターのヒートベッドの上にガラスを設置されたお客様の声を事例とともに紹介します。
お客様からの声(岩手県花巻市 N様)
この度は価格交渉に応じていただき大変感謝しております。無事に破損もなく届きました。また昨夜3Dプリンターにセットしてテスト出力し、綺麗に造形する事が出来ました。その時の写真を添付いたしますのでご確認お願いいたします。
お客様の 3Dプリンター |
QIDI TECH X-ONE |
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お客様からの声(東京都町田市 N様)
お世話になっております。今日届きましたので、早速3Dプリンターに使わせていただいています。プラスチックのベッドより反りがなく、プリント後もきれいにはがれるので、満足しています。参考までに写真も添付いたします。よろしくお願いいたします。
お客様の 3Dプリンター |
Mooz(ムーズ) |
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3Dプリンターに適した高温に耐えられるガラス
そもそも、ホットエンドやヒートベッドにかかる熱は300℃前後。ヒートベッドにかかる熱は100℃前後です。つまり、これらの温度に耐えられるガラスでなければ、割れてしまう可能性があります。
一般的なガラスは、約100℃までしか耐えることが出来ず、ヒートベッドの上に置いても割れてしまいます。そのため、高温に耐えるために耐熱ガラスを使います。
3Dプリンター用の選択肢は「強化ガラス」「テンパックス」
耐熱ガラスにはさまざまな種類があり、その中でも、ガラスベッドとして使用されるガラスは「強化ガラス」と「テンパックス(ホウケイ酸ガラス)」の2種類です。
耐熱温度は、強化ガラス200℃、テンパックス500℃で、確実に熱に耐えられる性能を持ち合わせている「テンパックス」が1番ヒートベッド用として多く流通しております。
当社のオススメは「テンパックス」
当社では、テンパックスをオススメします。確実に3Dプリンターの高温に耐えられるガラスであり、ヒートベッドの熱ぐらいであれば、強化ガラスでもよいのですが、ホットエンドによる熱ことを考えると、少し心配です。
途中でガラスの熱割れをおこす心配があるため、安心して使えるテンパックスをオススメいたします。