「ルーバー窓」にオススメのガラスとは!

ガラス板がブラインドのように連なった「ルーバー窓」。ルーバー窓は、外の光を多く採り入れることができ、雨の日に換気を行っても室内に水が入りにくいという優れた性能を持つガラス窓です。
一言で「ルーバー窓」といっても、使用されているガラスの種類や磨き加工の違いが盛りだくさん!「慌てて割れ替えガラスを買ったはいいものの、他のガラスと雰囲気が違った…」といったことが無いように、事前にルーバー窓のガラスをしっかり確認しておくと安心です。
今回はそんなルーバー窓に使われるガラス板を、画像を交えてご紹介します。割れ替えの際にご参考いただければ幸いです。
この記事のポイント
- ルーバー窓用ガラス板向けの磨き加工は2種
- ガラスの種類は5種類
網の種類 と 磨きの種類

割れ替えの前に確認しておきたいルーバー窓のガラス板ですが、実は結構バリエーションがあります。
- 網無し(フロートガラス)
- 網入りガラス(クロスワイヤ)
- 網入りガラス(ヒシワイヤ)
- 網入りガラス(プロテックス)
- 磨き加工【ランクS】(ミガキ)
- 磨き加工【ランクA】(アラズリ)
では、上の表にもある「網の種類」と「磨き加工の種類」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
網の種類
中に網が封入されているガラスを「網入りガラス」と言います。網入りガラスの網にはバリエーションがあり、弊社で取り扱いのあるものがこちらです。

網無し
「網無し」は文字通り、網が無いガラス。写真のガラスは「網無し」の「型板ガラス」です。型板ガラスは、表面が凸凹しているので視界を遮る効果があります。

網入り 霞クロスワイヤ
正式名称は「網入り型板ガラス 霞クロスワイヤ」。方眼状の網が埋め込まれた「型板ガラス霞」です。

網入り 霞ヒシワイヤ
続いてこちらは「網入り型板ガラス 霞ヒシワイヤ」。方眼状の網を45度回転させて封入したガラスです。

網入り : 霞プロテックス
正式名称は「線入り型板ガラス 霞プロテックス」です。これまでにご紹介した網入りガラスと違い、網状ではなく、平行に並んだワイヤーが封入されています。

お家のルーバー窓のガラスを分類
これまでの内容をまとめると、ルーバー窓向けのガラス板は次のように分類できます。

お客様のご自宅のルーバー窓はどのタイプでしたか? 特に、ガラスの切断面は、上から見ただけだとなかなか区別が難しいのではないでしょうか。

こちらの写真。左端から並ぶ「網入り型板ガラス 霞ヒシワイヤ」2枚ですが、実は切断面の加工方法が異なります。

表面だけ見ると、まるで同じ。でも、先ほどの「磨き加工【ランクS】」、「ダイヤ磨き」の違いでもお伝えした通り、ガラスの断面を見比べると違いがハッキリ分かります。
ルーバー窓用ガラスなら弊社にお任せ!
弊社では毎日たくさんのガラスに関するお問合せ・ご相談をいただいております。もし、お客様のご自宅のガラスがどういったものか分からない・判別がつかない場合も、お気軽にご相談ください。ガラスのプロフェッショナルがお客様のお悩みを解決いたします。
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網入りガラス

「網入りガラス」は、ガラスの中にワイヤー(網)が封入された板ガラスです。防火設備用のガラスで、火災時にガラスが割れた際、中のワイヤーがガラス破片の飛散を抑えます。