粒度の違うすりガラスの見た目を比較!

「すりガラス」はといえば、障子などの目隠し用のガラスとしてよく使われているガラスですよね。「つや消しガラス」や「曇りガラス」とも呼ばれるそんなすりガラスですが、「粒度」と呼ばれる要素によって見え方(粗さ)が異ってきます。今回はその「すりガラスの粒度」の度合いでどのくらい見え方が変わるのかを、写真で比較していきます。
この記事のポイント
- すりガラスは「粒度」によって見え方(粗さ)が異なる
- 粒度が大きいほど透明色に近い滑らかなガラスに、粒度が小さいほど白っぽくてザラザラとしたガラスになる
すりガラスとは

すりガラスの「粒度」って?
「粒度」とはすりガラスの粗さを決める基準のようなもの。粒度が大きいほど滑らかに見え、粒度が小さいほどザラザラしたように見えます。

粒度の異なる「すりガラス」を比べてみた
では、実際に異なる粒度のすりガラス4枚の、粗さの度合いを見ていきましょう。今回、見比べたのはこちらの4種類。
- メーカーすりガラス
- 粒度60
- 粒度46
- 粒度36
4枚並べて「粗さ」を比較
まずは、粒度の異なるすりガラスを4枚並べてみました。

遠くから見てもメーカーすりガラスだけ飛びぬけて透明に近いですね。
実はすりガラスの作り方は主に2種類あります。ガラスの片面をけい砂と金属ブラシで擦って作る製法(メーカーすりガラス)と、サンドブラストで作る製法(粒度60、46、36)です。メーカーすりガラスの製法はサンドブラストよりも微細なため、滑らかな仕上がりになります。
続いて、拡大して見ていきましょう。

すりガラスの目の粗さに差があることがはっきり分かりますね。粒度36は粒度46や粒度60と比べても明らかに目が粗く白っぽくザラザラしています。
手の「透け具合」を比較
ガラスの後ろに手を添えて、粒度の異なるすりガラスの透け具合を見ていきましょう。




「メーカーすりガラス」が最も透けており、ガラスの向こう側がはっきり見えますね。また粒度が大きいすりガラスほど透明度が高くなっています。それに対し、粒度の小さいすりガラスは目隠し効果が強く、ガラスの向こう側が見えにくくなっていますね。
まとめ
すりガラスは「粒度」によって見え方(粗さ)が異なります。粒度が大きいほど透明色に近い滑らかなガラスに、粒度が小さいほど白っぽくてザラザラとしたガラスになります。ただし、加工所や機械の種類、機械をガラスに当てる時間によって粗さに変化が出るため、一概に粒度だけで粗さを決めることはできかねますので、ご了承ください。
弊社では、できる限りお客様のご希望にあわせたすりガラスを製作・販売しています。理想にピッタリのすりガラスがご要望でしたら、こちら(0120-12-4466)まで、お気軽にお問い合わせください。
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すりガラス(磨りガラス)とは特殊な加工で不透明にさせた、つや消しガラスです。主に、「サンドブラスト」と呼ばれる加工で、ガラスの表面に砂(金剛砂)を当てることで、微細な凹凸を作り出しています。