外窓・室内窓・二重窓・家具扉にアクリル板を使うときの相性

窓にアクリル板は使える?用途ごとに使い方を解説

アクリル板:室内窓・室外窓

当店 オーダーガラス板.comは、ガラスやアクリル、ポリカーボネートなどを18年間販売する専門店です。

ガラスやアクリルに関するお問い合わせをいただく中で、次のようなご質問が多くあります。

  • アクリル板は室外窓に使えますか?
  • アクリル板で室内窓を作りたいです。

アクリルはガラスと同等の透明度を持ちながら、ガラスよりも軽量で割れにくい素材です。

このようなアクリルの性質を活かして、ガラスの代替として「アクリルの窓を作りたい」とお考えの方は多くいらっしゃいます。

そこでこの記事では、室外窓・室内窓・内窓・家具扉など、様々な窓の用途ごとに、アクリル板の向き・不向きを解説します。

ガラスの代わりにアクリルの使用をお考えの方は、ぜひご参考ください。

この記事のポイント

  • アクリルは屋外に使える?アクリルの構成/特徴から説明
  • 室内窓・内窓・家具用の窓には使用できる。小さな面積で使用するのがおすすめ

アクリル板が使える用途を解説

用途ごとにアクリル板の向き・不向きがありますので、用途にあわせてアドバイスできます!今回、どのような用途に使用しますか?ボタンを押してお進みください。

外窓
アクリル板(外窓)

解説

室内窓
アクリル板(室内窓)

解説

内窓
アクリル板(内窓)

解説

家具扉
アクリル板(家具扉)

解説

外窓

アクリル板は外窓への使用は可能です。

しかし、以下のような理由から当店では外窓へのアクリル板の使用は提案しておりません

外窓に透明な素材を希望する場合は、ガラス、またはポリカーボネートの使用を当店ではおすすめしています。

屋外の使用におすすめのポリカーボネートの商品ページを見る

アクリル板は外窓に向かない理由

  • アクリルはガラスに比べて、紫外線で劣化する
  • 風が当たるとたわみによる音がでやすい
  • ガラスと比べて柔らかいため、傷が付きやすい
  • ガラスと比べて、火事の際に延焼しやすい

室内窓

アクリル板は室内窓に使用いただけます。当店では、アクリル板を外窓よりも室内窓に使用することをおすすめしています。

室内窓にアクリル板を使用した事例

室内窓にアクリル板を使用した事例
用途 室内窓
種類 アクリル(透明色) 5ミリ
サイズ 横900ミリ × 縦1200ミリ

アクリルを購入の方はこちら

室内の引き戸にアクリル板を使用した事例
用途 室内の引き戸
種類 アクリル(透明色) 5ミリ

アクリルを購入の方はこちら

アクリル板はガラスと同等の透明度をもつため、室内窓にご使用いただくことで、明るく開放感のある室内になります。

耐衝撃性に優れており、破損しにくいため、強くぶつかったりしても怪我をする危険性が低く安心です。

注意点としては、アクリルはガラスと違い、大きな面積で使用すると反りが出てしまうことが挙げられます。当店では大きな面積での使用はあまりおすすめしていません。

四方を枠で固定して、小さい面積でアクリル板を使用することで安全に使用いただけます。

内窓

アクリル板は内窓としても使用いただけます。

内窓とは
既存の窓の内側に新たに設置する窓のこと。断熱・遮熱ができ、冬の暖房、夏の暖房の省エネ・節電効果があります。

アクリルはガラスよりも断熱性能が高い素材です。内窓で空気層を作ることで、冬場の結露・寒さを防ぐことができます。

アクリル板を外窓で使用する場合は、劣化や傷の問題からあまりおすすめできませんが、内窓であれば屋外に直接当たらないため、劣化や傷の心配が少なくなります

家具扉

収納棚や食器棚などの家具扉にも、アクリル板を使用可能です。

家具扉にアクリル板を使用した事例

釣り具の収納棚にアクリル板を使用した事例
用途 釣り具の収納棚
種類 オーダーアクリル板(ガラス色) 5ミリ

アクリルを購入の方はこちら

家具扉にアクリル板を使用した事例
用途 棚扉・引き戸
種類 オーダーアクリル(透明色) 5ミリ
サイズ 横388ミリ × 縦594ミリ

アクリルを購入の方はこちら

アクリルはガラスの半分程の重さのため、ガラスを使うよりも家具の軽量化が可能。移動や持ち上げがしやすくなります。

当店のアクリル板は、「透明色」と「ガラス色」の2種類の用意が可能です。

ガラス色の場合、側面から見える青みがかった色や反射の仕方がほぼガラスと同じ質感になります。安全性を確保しながら、高級なガラスの質感のある家具にしたい方におすすめです。

アクリル板(透明色)

アクリル板:透明色

アクリル板(ガラス色)

アクリル板:ガラス色

窓にアクリル板を検討するときのポイント

窓にアクリル板を検討するときのポイントをまとめました。

アクリルの特徴

  • 耐衝撃性が高く、割れにくい
  • ガラスと同じくらい透明度が高い
  • 傷が付きやすい
  • 大きいサイズだと反りが出やすい
  • ガラスのような見た目のアクリル板を使うことも可能
用途 向き・不向き
外窓

  • 劣化しやすく傷が付きやすい
室内窓

  • 明るく開放感のある室内になる
  • 小さい面積での使用がおすすめ
内窓

  • 冬場の結露・寒さを防ぐ
  • 屋外に直接当たらないため、劣化や傷の心配が少ない
家具扉

  • 家具を軽量化できる
  • 移動や持ち上げがしやすくなる

窓用のアクリル板の購入はこちら

当店では、室内窓や内窓に使用いただけるアクリル板を販売しています。

規格サイズのほか、ミリ単位でオーダーサイズのカット、穴あけや曲げなどの加工を受け付けています。

ご希望の形状でオーダーメイドのアクリルを製作しますので、窓にアクリル板をお求めの方はお気軽にお問い合わせください。

アクリル板

ガラスよりも耐衝撃性に優れ、割れた破片で怪我をすることがなく安全です。

透明度が高く厚みの種類も豊富なので、窓や家具、ドアなど様々な場所で使用されています。

製作可能な厚み 1 / 1.5 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8 / 10 ミリ
11種類

商品ページを見る

こちらもあわせてご覧ください

アクリルとよく似た素材である「ガラス」や「ポリカーボネート」との違いについて、お客様からよくご質問をいただきます。

そのようなお問い合わせに対する回答をこちらのページにまとめました。

ガラス・プラスチックの性能や用途の違いを知りたい方は、ぜひこちらのページをご覧ください。

「アクリル」と「ガラス」の特徴の違いを比較

「アクリル」と「ガラス」の特徴の違いを比較
素材は違えど見た目が似ている「アクリル」と「ガラス」の特徴と違いが比較表ですぐに分かるページ。どういう場合にどちらが適しているかも分かります。

「ポリカーボネート」と「アクリル」の特徴の違いを比較

「ポリカーボネート」と「アクリル」の特徴の違いを比較
どちらもプラスチック素材で見た目が似ていて違いが分かりにくい「ポリカーボネート」「アクリル」の違いや、用途別にどちらが適しているかを解説!
アクリル板の特徴や用途について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
 

アクリル板とは/アクリル板の特徴・用途・加工販売

アクリル板とは/アクリル板の特徴・用途・加工販売
アクリルの特徴・使用シーンの解説のほか、当社で販売しているさまざまな厚み・種類のアクリル板を紹介しています。
最終更新日: