石英ガラスはどのように製造されていて どんな種類がありますか?
石英ガラスは 約2000℃ という高温度でなくては融けません。その為、特殊な製造方法で作られています。
石英ガラスの伝統的製造方法は、以下の4つが代表的です。
- 天然石英を電気で溶かし作製。
- 天然石英を圧縮した酸素と水素の混合ガスによる炎で直接加熱し溶かして作製。
- 「シラン化合物」を圧縮した酸素と水素の混合ガスによる炎で熱し、水と反応させ分解。生じたガラスの微粒子を直接積み重ね、固めて作製。(シラン:水酸化ケイ素)
- シラン化合物を分子分解し、生じたガラスの微粒子を積み重ね、固めて作製。(シラン:水酸化ケイ素)
上記の方法によって作成された石英ガラスは性質が違います。その具体的な違いは下記の通りです。
- 金属不純物が比較的多いもの、極めて少ないもの。
- 水があるもの、ほとんど無いもの。
- 光学的に均一なもの、不均一なもの。
- 一定の波長の紫外線を吸収するもの、しないもの。