強化ガラスかそうではないか、見分け方はありますか?
「偏光板」を使って見分けることができます。
強化ガラスはガラスの表面に薄い膜があります。この膜に太陽光などが当たると、光が屈折します。偏光版ならこの光の屈折を見ることができるので、強化ガラスと通常のガラスを見分けられます。
強化ガラスかどうかを見分ける手順
太陽が出ている日に、屋外に強化ガラスを持ち、偏光板を通してガラスの角(4箇所)を見ます。
ガラスの4隅の角の見え方 | ガラス |
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虹色 | 強化ガラス |
虹色でない | 強化ガラスでない |
この虹色は非常に見にくいですので、強化ガラスと普通のガラスを偏光板でみて練習してみると良いです。厚みのあるガラスほど光の屈折が多いので、虹色が見やすいです。また、釣りやゴルフなどのレジャーで使われる偏光グラスを使っても同じような効果が得られます。
ちなみに、AGC、日本板硝子、セントラル硝子の強化ガラスのほとんどには、ガラスにシールが貼ってあります。たとえば車のガラス(特にフロントガラス)はメーカーの強化ガラスなので、1度シールを見ていただければ、強化ガラスにはどのようなシールが貼ってあるのか、お分かりいただけます。