防音複層ガラスとは
防音複層ガラスは、ガラスとガラスの間 (中空層) に「低温域共鳴透過現象」を防止する装置「レゾネーター」が取り付けられている複層ガラスです。
複層ガラスなので断熱性はもちろん、遮音性にも優れています。
低温域共鳴透過現象とは?
複層ガラスはガラスが2枚ある為、中高音域では遮音性が高くなります。
一方、騒音の聞こえやすい低音域では「共鳴透過現象」を起こすため、同じ厚みの単板(1枚ガラス)よりも遮音効果が下がる傾向があります。これを「低音域共鳴透過現象」と呼びます。
こうした「低音域共鳴透過現象」は、2枚のガラス同士が中間にある空気層をバネのように介してお互いに共振し、音のエネルギーが伝わりやすくなるために起こります。
「レゾネーター」は、この現象を抑える装置です。