「すりガラス」「フロストガラス」は、どのように違いますか?
フロストガラスとすりガラスは見た目はほとんど同じですが、比較写真の通り、フロストガラスのほうが若干、透け具合が大きくなります。すりガラスとフロストガラスの最大の違いは、手垢がつくか付かないかです。
すりガラス(磨りガラス)は、ざらざらした面を触ると手垢がついてしまい、拭いても完全には取れず、汚れが残ってしまうことが弱点でした。
フロストガラスは、磨りガラスと同様に、ガラス表面にサンドブラストすることで乳白色にしてから、更にざらざらになった表面にフッ化水素化学スリガラス処理を施すことで滑らかにし、手垢が付きにくくしてあります。「手垢の付きにくい摺りガラス」だと思っていただければいいと思います。
フロストガラスとすりガラスの見分け方は簡単です。すりガラスは、ざらざらした面を水で濡らすと、左の写真のように透けるようになります。しかし、フロストガラスは水で濡れても透けません。この写真からも、すりガラスに水垢が付きやすいことがお分かりいただけると思います。